兄弟姉妹を平等にかわいがるための育児のコツ〜現役保育士が解決!！〜

子育てをしていると、

特に下の子に対して
特別な感情や関心を抱いてしまうことが
よくある。

親としては、
平等に愛情を注ごうとするものの、
下の子に対する
特別な思いが
生まれるのはなぜだろうか？

家族のバランスを考える

下の子に
特別な関心を持つことは
自然なことだが、
それが偏らないよう、
家族全体のバランスを考えた
対応が必要である。

上の子と
個別の時間を持ったり
関心を持つこと

そして

兄弟間の絆を育てる努力をすることで、
家族全体が調和を保ち、
全員が愛されていると感じる
環境を作ることができる。

下の子に
特別な関心を持つことは
自然な感情だが
親としては
両方の子どもに
公平な愛情を持つことが
大切。

時には

意識的に
上の子との時間を作ることで、
バランスの取れた
家族関係を築くことができるだろう。

親として、
特に幼い子どもに対しては
本能的に
「守ってあげたい」という
気持ちが強く働く。

上の子が
成長して自立しつつある一方で、
下の子は
まだ手がかかる存在であり、
その幼さが
親の保護欲を
引き出すことがある。

下の子は、
上の子に比べて
甘え上手であることが多い。

兄弟姉妹の関係の中で、
自然と
自分の立場を理解し、
親に対して
もっと甘える傾向がある。

これが、
親としても下の子に対して
特別な感情を持つ
一因となる。

下の子の成長を見守る中で、

上の子の
時には気づかなかった
細かい成長の瞬間を
より意識することがある。

経験を重ねた親だからこそ、
成長の早さに驚き、
その時間を
大切に感じるため、
特別な関心が生まれる。

兄弟がいる家庭では、
上の子に
多くの責任や期待をかけがち。

その反動で、

下の子には
少しでも
「負担を減らしてあげたい」
心理が働くことがある。

このような
バランスを取るために、
自然と下の子に
多くの注意が
向かうことがある。

それぞれの子どもに
「一対一」の時間を設定して
親子で楽しむ。

例えば、
上の子と絵本を読む時間、
下の子と遊ぶ時間など、
子どもが
「自分だけの特別な時間」
を、感じられるようにする。

下の子が注目されがちだが、
上の子が成長している部分も
意識して褒めるようにする。

例えば、

「妹を優しく手伝ってくれてありがとう」

など、
兄弟愛を育むことにもつながる。

それぞれの個性や
年齢に応じた扱いを
心がけることで、
上の子にも
「自分が特別だ」
と、感じてもらえる。

例えば、
下の子には
「まだ小さくてかわいい」
ことを褒めつつ、

上の子には
「お兄ちゃん/お姉ちゃんらしくなってきたね」
と、年齢に応じた
肯定的な声かけをするなど、
違いをポジティブに認識する
言葉を使う。

上の子には、
下の子の面倒を見たり
一緒に遊んでくれたりすることで
「自分は役に立っている」
と、感じてもらえる。

例えば
「〇〇くん、弟に遊び方教えてあげられる？」
と、聞くと
自信もつきやすくなる。

「下の子だけに特別な関心を持ってしまう」
という状況に対する
対処法としては、
兄弟姉妹全体に対する

バランスの取れた
接し方を意識することが大切。

全体的に、
親として子どもたち一人ひとりに
「自分も大事にされている」
という

感覚を持たせることが、
家庭内の平等感と親子関係の安定を
保つ鍵となる。