考える力を育て自分の考えを伝える能力を高める方法【豊かな感性と表現】現役保育士が解決!!

豊かな感性と表現とは

boy sitting on bench while holding a book

豊かな感性と表現とは

豊かな経験や知識に基づいて、
繊細かつ
深い感覚や思考を持ち、
それを豊かな表現で
伝える能力のこと。


日常生活において、
物事を深く感じ取り、
豊かな表現を通じて
他者にその感じたことを
伝えることができる。

つまり、
「豊かな感性と表現」とは
感受性の鋭さと
それを他者に伝える能力が
高いことを指し、
人々の心を動かし、
共感を呼ぶ力を持つもの。

「10の姿」の中に
「豊かな感性と表現」があり

幼児期が終わるまでに
身に着けておきたい
資質、能力として
あげられている。

「10の姿」は、
子育ての目安にもなるため
ご家庭でも
是非チェックしてみて。

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「豊かな感性」の伸ばし方とは

床に色とりどりのインターロッキングブロック


「豊かな感性と表現」の中の
「豊かな感性」の伸ばし方とは?

豊かな感性の伸ばし方には
2つあります。

1.子どもが好きな遊びをする



想像力を使った遊び:
レゴブロック、粘土遊び等


遊びを提供する時は、
自由に遊ぶ時間を確保する。


例えば
子どもが
粘土できょうりゅうを
つくっているとしよう。

ただこねて
丸めて形をつくるというより
子どもの頭の中では、

「きょうりゅうの背中にはつのがあるからつけてみよう。」
「つのってもっと尖っていたほうがかっこいい」等


試行錯誤をして
自分オリジナルの作品に仕上げる。

周りの大人がみても
一見普通のきょうりゅうでも
作った本人からすれば
世界に1つだけの傑作なのだ。

それを飾って、
アート作品にするのも素敵だと思う。

2.自然の中で遊ぶ


森や川、海、動物園等
子どもが興味のある場所へ
遊びに行く。

そこには、
自然の美しさや
普段は目にしない多様なものに
気づくことができる。

子どもの発見は、
興味関心をもたせ
探究心へとつながる。


この探究心が
脳の発達にも刺激となり
子ども自身を
成長させてくれる。

例えば、
森の中に行くとしよう。

そこは、
小鳥のさえずりが聞こえたり
枯れ葉の踏む感触や音、
枯れ葉の下には、
ダンゴムシやあり等の虫などがいる。

動きを観察したり、
手に取ってみたりする。

緑の苔に覆われた地面に立っている黒いズボンと黒と白のナイキのスニーカーを履いた人物

上を見上げると

カブトムシやセミが
木の枝にくっついている。

目の前には

ちょうちょがひらひら飛んでいたりして
観察するだけでも
子どもの頭の中には、
様々な発見があるのだ。

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「豊かな表現」伸ばし方とは?

1.気づきを促す


(気づけるように視点を持たせる)


「カブトムシの羽ってどこにあるのかな?」
「オスとメスって何が違うのかな?」

等、質問を投げかける。

子どもに観察させて
それについて考える機会を
与えてあげる。

そして、
自分が感じたことを
自分なりの言葉で
相手に伝わるように
発言することができる。

それが、
「表現」できる。
ということ。

2,感情を吐き出す

子どもが感じたことや
思ったことを
言葉で伝えられるようにする。


「どう感じた?」
「どうすればいいと思う?」等、
自分で感じたことを
言葉で表現できるように
サポートしていく

例えば、
木にとまっているカブトムシを
捕まえたい。

だけど、
手の届かない場所にいる

「無理だから諦めよう。」
「早くいくよ!!」と
急かすのではなく、


「届かないね。どうしたらいいかな?」
「他の木にもカブトムシいるかな?」等


どうすれば問題解決できるのかを促し、
そうするためには
どうしたらよいのか
言葉で伝えられる。

3,褒めて育てる

子どもが表現した時に、
具体的な言葉で
褒めてあげる。

例えば、
粘土で作った恐竜を見て
「すごい!」
「恐竜の目すごく鋭いし
口の中も細かくできているね」等
言葉掛けをして
自己表現に対する
自信を育てていく。

褒められると
自己肯定感が高まり、
意欲も高まっていく。

4,失敗を恐れない

こどもが
積み木遊びをしていたとして、
もう少しのところで
崩れてしまったとする。

そのとき、
あなたならどうする?

私なら、

「失敗してもいいんだよ」
「次はどうしたらうまくいくと思う?」
「もう1回
ゆっくりでいいからやってみようか」と、

声掛けをする。

できなかったから
諦めるではなく、
もう1回やってみる。

挑戦してみたい!と
前向きな考えができるような
声掛けをする。

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まとめ

Free Children River photo and picture

こどもの
「豊かな感性と表現」を伸ばすには、
環境(森や川、海等の自然)を
与えてあげたり
遊びを提供してあげる。

また、
遊んでいる時に
感じたことに対して

寄り添った
言葉かけをしていくことが
大事。


まだ、
語彙力のない子どもが
感情や考えを言葉で表現することは、
難しい。

だから、
周りの大人が
「考える」クセを
身に付けさせて、
サポートをしてあげてほしい。

子ども自身が
考えたことを相手に伝わるように
表現できるようになると
コミュニケーション能力も高まっていく。

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