多くの親が悩む
「偏食問題」。
一体
なぜ子どもは
特定の食べ物を
避けるのだろう。
ここでは、
子どもの
偏食の主な原因を
探っていく。
偏食の原因とは
1.発達段階によるもの
子どもは
成長の過程で
味覚や嗜好が
大きく変わる。
特に2〜3歳頃になると
「食べムラ」がみられる。
これは、
この時期に
自己主張が強くなる一方で、
新しい食感や味覚に対する
不安が増すため。
2.感覚過敏
特定の食感や匂い、
温度に対して
敏感な子どももいる。
たとえば、
柔らかすぎる食べ物が
嫌いだったり、
強い匂いのする食べ物を
避けたりすることがある。
このような感覚過敏が原因で、
偏食が生じる。
3.過去の経験が影響
食べ物に対して
一度でもネガティブな経験をすると、
子どもは
その食べ物を避けがち。
たとえば、
吐き気を感じたり、
食べると
体調を崩した経験がある場合、
その食材に対する
拒否反応が強くなる。
4.食事の環境や家族影響
家庭内の食習慣や雰囲気も
大きな要因。
家族が偏食である場合、
子どもも
それを真似ることがある。
また、
食事が急かされたり、
プレッシャーを感じたりすると、
食事自体を嫌がる。
偏食5つの対処法
1.無理に食べさせない
強制は逆効果。
少しでも食べたら褒めて、
無理せず続けることが
大事。
2.小さな量から始める。
嫌いな食材は、
ほんの一口から。
少量から慣れさせることで、
拒否感が減っていく。
3.楽しい時間にする
食事中の
プレッシャーを減らし、
リラックスした環境で
食事を楽しむようにする。
4.見た目や調理法を工夫
苦手な食材は刻んだり、
形を変えることで、
子どもが食べやすくなる。
5.子どもに選ばせる
「これかこれ、どっちを食べる?」と
選択肢を与えることで、
食事への積極性を引き出す。
保育園でよく見られる姿
・たとえば、
苦手なピーマンをつまんで床に捨ててしまう🅰くんの場合。
対処法:
捨てたことに対して
きちんといけないことを伝える。
「食べ物を無駄にしたらダメだからねと」と
簡潔に注意をし、
「1口だけでも食べてみようか」と
味に慣れていくようにする。
それでも嫌がるようなら
スプーンの下にピーマンを隠し
ご飯等をその上に乗せて
見えないようにし
1口あげてみる。
すると、
単に見た目の問題なのか
気にすることなく
モグモグする。
食べられたという
自信になり
自己肯定感が高まる。
・食べられるけれど味に飽きてしまった🅱くんの場合。
対処法:
例えば
苦手な食べ物を半分こにして
「これとこれどっちにする?」
と、選ばせる。
すると
子どもは必然的に
小さな方を選ぶ。
自分で考えて
選んだモノなので
頑張って食べようとする。
それでも
嫌という子がいる場合、
次の活動に見通しを立てて
🅱くんの好きな絵本や遊びに
誘ってみる。
まとめ
子どもの偏食は、
成長の一環として
よくあること。
無理に食べさせず、
楽しい食事環境を整えながら、
少しずつ食べられるものを
増やしていくことが大切。
焦らず、
ゆっくりと進めることで、
子どもの食の幅も
広がっていく。