応答的保育は
周囲の保育者からの
言葉がけや対話が基本。
子どもの要求に応えて
気持ちを受け止め、
言葉を代弁してあげる
保育のこと
幼児期の
子どもとの対話や関わり方は、
子どもの成長や
脳の発達に
大きな影響を与える。
気持ちに寄り添う
気持ちに寄り添う言葉がけは、
子どもの健やかな心身の成長に
大きく貢献する。
子どもが
自分の感情を表現しやすくなり、
安心感を得ることで、
自己肯定感が高まり、
より積極的に
周りとの関わりを持つようになる。
また、
応答的な関わりは、
子どもが信頼感を持って
大人に接する基盤を築き、
より深い親子関係や
信頼関係を生み出す。
結果として、
子どもが
豊かな感情表現と
柔軟なコミュニケーション能力を
発達させる手助けとなるだろう。
言葉がけを大切にする
1.共感は安心感を生む
大人が子どもの感情を
理解しようと努める姿勢は、
子どもに
「自分は一人ではない」という
安心感を与える。
この安心感が、
子どもの心の安定と
成長を促す。
2. 感情を言葉で示す手本になる
子どもは
自分の感情を
うまく言葉にできないことが多いが、
大人が代わりに
その気持ちを言葉で
表現することで、
言語的な感情表現の手本を示す。
これが、
子ども自身の表現力を
発達させる鍵となる。
3.愛情と関心の証明
子どもの気持ちに共感して
言葉をかけることは、
愛情や関心を
具体的に伝える行為。
これは子どもの心に
深い安心感と信頼を与え、
周囲の大人との関係を
より強固にする。
応答的保育を行う際の3つのポイント
1.子どもの声に応える
子どもは
自分の言葉に
周囲が温かく応えてくれることで、
自己肯定感や
周囲に対する信頼を
感じ取る。
まだ、
言葉を上手く話せない
乳幼児期の子どもでも、
声を発している時(喃語)は
何かを主張したり
伝えたりしている場合がある。
例えば、
れいぞうこを指差ししながら
「▲*`#$!!」
と訴えている。
(あぁ!お水が飲みたいのかも…)
と、無言でれいぞうこに
取りに行くのではなく
「あら〜のどが渇いたのね」
「いまお水取ってあげるからね。」
と、お水を取ってあげる。
応答的保育を実践する場合は、
子どもとの
信頼関係を築くためにも、
子どもの声にやさしく
応えてあげること。
2.子どもの思いに対して共感する
対話を続けるなかで、
時には嫌なことや
ダメなことを
教えなければならない。
この場合において
大事なポイントは、
まずは
子どもの行動や
言動を認めた上で、
共感してあげる。
応答的保育を実践する際は、
子どもの思いに
共感することを忘れない。
3.子どもの発達に合わせて言葉がけをする
0~2歳児頃の間は
目の前の興味・関心があることに
集中する傾向がある。
従って、
応答的保育では
0~2歳児の子どもが
何かに集中している時に
声をかけたり、
興味・関心の対象を
阻害したりするような
言葉がけはダメ。
あくまで
子どもの体験に対して
サポートするような
言葉がけを行う。
応答的保育を行う際には、
必ず子どもの年齢や
発達段階に応じた
適切な言葉がけを意識する。
まとめ
日頃から、
こどもの思いを汲み取ったり
考えていることに
共感をしてあげることが大切。
そこに、
安心感や信頼感が生まれ、
自己肯定感が高まっていくのだ。
少しずつでいい。
自分のペースでいい。
子どもの気持ちに寄り添った
保育をしていきたい。